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未来の住空間へ!「Daiwa Connect」が本格始動

2018/01/24

もっと快適に、便利に、寄り添う住まいへ

いよいよ本格的なIoT時代が到来し、さまざまな対応センサーデバイスやサービスが登場、身近な存在へと普及していく段階に入ってきました。この動きはさまざまな業種業態、生活のシーンを巻き込みながら、今後加速度的に進んでいくことでしょう。今回はそうした中のひとつとして高い関心を集めている、戸建住宅のIoT化「Daiwa Connect」プロジェクトについてご紹介します。

「Daiwa Connect」は、大和ハウス工業株式会社によって2017年11月22日に発表された、いわゆるスマートホーム事業にあたる戸建開発のブランド名で、同社はこの住宅を、日々の暮らしから自然に取得される多様なデータを活用し、省エネや家事の効率性アップ、より健康に配慮した住まい空間の実現といった便利で快適な生活をかなえるものとし、「コネクテッドホーム」と呼んで、積極的に提案していく方針です。

実証実験などを経て、まずは東京・名古屋・大阪といった都市圏を対象エリアに、注文戸建住宅の建設を検討する顧客へと、2018年1月6日から具体的な提案が開始されます。増える高齢者世帯や共働き夫婦世帯、被害が深刻化する自然災害など、住環境をめぐるさまざまな社会的課題の解決にもつながる可能性があり、未来の暮らしとして注目されています。

Googleとコラボ、「Google Home」で変わる暮らし

この「Daiwa Connect」で核として用いられるのは、Googleによるスマートスピーカー「Google Home」です。これによってデバイスを意識することなく、日常生活の身の回りにあるあらゆる住宅設備や家電製品を有機的につなげ、自然に最適な制御を図れるものとする点が最大のポイントになります。

「Google Home」は、音声操作のアシスタント機能と無線通信接続機能を有したスマートスピーカーデバイスで、本体にマイクを搭載しており、話しかけさえすれば、ちょっとした調べ物や知人とのコミュニケーション、音楽の再生はもちろん、アラームの設定や最新ニュース・天気予報のチェック、アプリを介した各種サービスや製品の操作など、さまざまなことを実行してくれるものです。

AIスピーカーとも呼ばれ、パソコンやスマートフォンを開くこともなく、自然言語の音声のみで素早く簡単に操作できる手軽さが魅力で、Amazonの「Alexa」に対応する「Amazon Echo」やサードパーティー製の各種スピーカー、LINEの「Clova」を搭載する「Clova WAVE」、Appleの「Siri」に対応する「HomePod」などがこれに類するものとしてあり、米国では2~3年前からヒット、日本でもこれらの発売が2017年後半のデジタル領域における一大ホットトピックとなりました。

大和ハウス工業では、こうした社会状況も踏まえ、それまでに推進してきたIoT関連の研究開発で得た知見をベースに「Daiwa Connect」プロジェクトの本格始動を決定、いち早くIoT連携の使いやすさや受容度など、一般ユーザーの視点を重視した実証実験を、住宅展示場を用いて行って、実際の住宅建設における提案開始へとつなげてきたのです。

それぞれさまざまなライフスタイルがある生活者のニーズに合った環境を整備するには、好きなデバイスを自由に用途ごとで組み合わせて使える柔軟性と可用性、汎用性の高い接続環境、“つなげる仕組み”が欠かせません。

そこで、ここに第1弾ではGoogleとの連携協力、さらに東急グループで「インテリジェントホーム」事業を手がけるイッツ・コミュニケーションズ株式会社との連携が導入されました。ただしあくまでも現時点での取り組みであり、大和ハウス工業では今後、オープンイノベーションを活用することで、その他さまざまな企業とのパートナー化も視野に、環境整備を進めるともしています。

「Google Home」の音声入力というインターフェースも、機械が苦手な人まで幅広く馴染みやすいもので、現段階における日本語認識技術力がとくに優れていると判断されたことからなされたひとつの選択となっていることから、将来的にはシーンや目的に応じた多様なユーザーインターフェースが採用されていく可能性があるでしょう。

今後の展開と課題

このようにまだ始まったばかりの「Daiwa Connect」ですが、従来のスマートホームがエネルギーの有効活用領域にほぼ終始しているのに対し、家事の効率化や健康管理、防犯、エンターテインメント、資産の維持管理など、暮らしのさまざまな領域に深く浸透したIoTとAIの活用を実現してきている点は特筆すべきポイントです。

「OK Google, 朝の準備をお願い」と話しかければ、ブラインドが開き、照明が点灯、コーヒーメーカーが薫り高い一杯を入れ始めるなど、すぐに支度を調えるための快適な環境が用意されていくといった生活空間は、暮らしのかたちそのものを変革するでしょう。「行ってきます」の一声で照明や家電がオフになり、カーテンが閉まって掃除ロボットが動き始める、「ただいま」と帰宅すれば、すぐにライトが点灯してエアコンが作動する、そうしたスイッチレスな毎日が当たり前になるのです。

余暇の楽しみや記念日の演出など、新しい感動も創出されるでしょう。離れて住む家族や子ども、ペットの見守り、長期旅行時の防犯対策などを、手持ちのスマートフォンから実行することも容易になります。

利便性の一方で、心配されるのはプライバシー面や情報セキュリティの問題です。きわめて個人的な情報である、日々の暮らしにおけるセンサーデータが連携・蓄積され、サービスがシームレスに利用できるところとなるため、どこに何のデータを提供し、誰の操作・設定を許可するのか、ユーザーが適正に管理できなければなりません。外部からの乗っ取りや誤操作、誤作動を防ぐ安全対策も重要です。

大和ハウス工業では、こうした安全・安心を確保するリスクマネジメントとして、専業メーカーと協業した情報セキュリティの仕組み構築を進めており、日常の維持メンテナンスサポートや、自然災害発生時など緊急時にもシステムを維持する仕組みなど、常に住まう人と生活、情報が守られる対策の強化を図るとしています。

簡単で安全に、快適に誰もが意識することなく使いこなせることこそ、あらゆる設備やデバイス、ツールの理想ですから、「Daiwa Connect」はそうしたモノとの新しい暮らしを実現する住空間として注目されます。そこではまさに一歩先の、未来の暮らしを体感できるでしょう。本格的な普及につながるかは、ここで掲げられた理想がどこまで高い可用性をもって広く実現されるかにかかっていると考えられます。

(画像はプレスリリースより)

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