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入浴で体脂肪率がわかる不思議?IoTは、給湯器にも大変革をもたらす!

2018/01/24

バスタイムに欠かせない給湯器

一日の疲れを癒やしてくれるのが、バスタイムという方も多いかと思います。シャワーでじっくり汗を流す、ゆったりと浴槽につかる。楽しみ方は人それぞれですが、季節を問わず、一番のリフレッシュ手段でもあります。

バスタイムに欠かせないものといえば、給湯器です。単純にお湯だけを供給するタイプ、浴槽に対し追い焚きや保温の機能がついているタイプなど、給湯器も目に見える進化を遂げてきました。

給湯器が単にお湯を出すだけのものから、高機能化を遂げてきた背景には、さまざまな技術の進化があります。たとえば、現在では当然になった給湯温度の1℃単位での設定なども、技術進化の恩恵を大きく受けています。

省エネルギー、あるいは温室効果ガスの削減も重要な課題です。最近の給湯器では、今までそのまま出していた排気熱を予熱に回すことで燃料消費の低減を図る、サーマルリサイクル(熱回収)の機能を有するものまであります。

給湯器とIoTが結合すると?

さて、いくら進化したとはいえ、給湯器という「お湯を沸かす機械」が、IoTと結びつく。突拍子もないことだと、思われるでしょう。しかし、この試みは当然のように行われてきており、2017年10月、IoT対応の省エネ型給湯器が、大阪ガスから株式会社から発売されました。

この給湯器は、台所などで使うリモートコントローラー(操作パネル)に無線LANが搭載されています。これにより、大阪ガスが保有するサーバーとの接続が行われ、給湯器側からは運転情報などを送信します。

利用者はスマートフォンの専用アプリで、給湯器および浴室などの状況をチェックすることが可能になります。大阪ガスのサーバーからは、制御信号を送信できますので、外出先からの遠隔操作も可能になります。

また、故障など、給湯器の異常発生も、大阪ガス側で知ることができます。必要に応じ、メンテナンススタッフをユーザー宅に向かわせるなど、迅速かつ的確な対応も可能になります。

おどろきのヘルスケア機能

この中でも目玉といえるのが、健康管理のための機能でしょう。浴室のリモコンに使用された人感センサーなどにより、入浴時間を検知、入浴による消費カロリーを自動計算し、サーバーに送信します。

スマートフォンのアプリからは、これらの数値をグラフ化したものを見ることができます。入浴は、意外とカロリー消費が大きいものですが、それを目で見ることができるのは、ダイエットの大きな励みになります。

さらに、浴槽に入るだけで体重と体脂肪率を自動測定し、そちらもグラフ化して確認することができます。体脂肪率という要素は、身体の状態を知るためには非常に重要です。身長体重、あるいはBMIといった指標だけでは、肥満なのか適正な状態なのかは判別できないからです。

さて、体脂肪率の計測は、現在ではヘルスメーターに機能が内蔵されたものが、手頃な価格で出回っています。むしろ、浴槽に入ることで、なぜ体脂肪率がわかるのか?そのことを、疑問に感じる方がほとんどだと思います。

意外と知らない、体脂肪率測定

体脂肪率の測定方法は、実はいくつか存在します。ヘルスメーターなどに内蔵された、一般的なものは生体インピーダンス法を採用しています。これは、ごく弱い電流を腕または脚に流すことで、電圧と電流の比を測定し、年代性別ごとのモデルデータと照合することで、体脂肪率を推定するものです。

実のところ、この方法で測定された体脂肪率の値は、あくまで「連続観察して傾向を見る」レベルの精度に過ぎません。医療用の機器では高精度の測定ができるものも存在しますが、非常に高価です。

その一方で、古くから行われていた、体脂肪率を正確に測定する方法が、水中体重計を用いた方法です。これは、全身で水の中に入り、息を吐ききった状態で体重と体積を測定し、体脂肪率を計算するものです。

大がかりな装置が必要な上、水中で息を吐ききることがかなり難しいのですが、体脂肪率の測定方法としては、精度が最も高いものとされています。もうおわかりかと思いますが、浴槽に首まで入ることで、体脂肪率を測定するというのは、この水中体重計の仕組みの応用です。

もちろん、バスルームでの体脂肪率測定時に、お湯の中に頭を入れる必要はありません。頭の部分は除外した上で、体脂肪率が計算されますし、そもそも頭部は個人差が少ないため、ここを外しても計測精度に影響は出にくいのです。毎日の入浴が健康管理に、より大きく結びつく。これが、IoTで可能になりました。

安心の見守り機能もさらに充実

これはIoT給湯器以前からある機能ですが、入浴時の見守り機能も充実しました。高齢者が中心となりますが、入浴時の死亡事故は思いの外多く、寒くなる冬場は、他の季節に比較しても事故件数が多くなります。

急激な気温の変化による刺激、いわゆるヒートショックがその要因として指摘されています。IoT給湯器では、浴室リモコンに温度センサーを設置しており、浴室内の気温が低い場合には、スマートフォンのアプリにお知らせを表示し、注意を促します。

また、浴室への入退室と浴槽への出入りをセンサーで検知し、アプリには入浴時間が表示されます。このことで、浴室外の家族がスマートフォンで入浴者の状況を確認できますし、たとえば浴槽内にいる時間がちょっと長いかな?と思ったときは、声がけで安全の確認もできます。

スマートフォンアプリには、さらなる機能拡張も予定されています。また、「IoT給湯器」が収集したさまざまなデータは蓄積されます。さらなる機能の追加や、サービスの開発につながることでしょう。

今までコンピューターやインターネットとは無縁に思えた、さまざまな領域にIoTが導入されています。このIoT給湯器は、IoTが既存の技術を融合し、新たな活用方法を生み出す触媒のような役割を果たしていることを、実感させる製品になったといえそうです。

(画像は「Pixabay」より)

▼外部リンク

日本初、IoT対応の省エネ給湯器「エコジョーズ」を発売
~購入後も機能・サービスが進化~
大阪ガスプレスリリース
http://www.osakagas.co.jp/

日本初☆ IoT対応の省エネ給湯器
「エコジョーズ」を発売 大阪ガス通信
http://www.osakagas.co.jp/

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