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コネクティッドカーは実用化されて大丈夫?利用する前に知っておきたい3つの弱点

2018/05/17

開発が進められているコネクテッドカー

自動運転などの知能をもつコネクテッドカーの開発が、国内でも海外でも急ピッチで進められています。

多様な使い方が期待されているコネクテッドカーですが、セキュリティ対策は十分だと言えるのでしょうか。利用する前に知っておきたいコネクティッドカーの弱点をまとめます。

コネクティッドカーとは

コネクティッドカーとは、常にインターネットに接続している自動車のことを指します。

トヨタ自動車 コネクティッドカンパニー コネクティッド統括部 部長の山本昭雄氏は、自動車とコネクティッドカーの違いについて、自動車の中にDCM(Data Communication Module)と呼ばれる無線通信装置を搭載し、通信事業者を介して、データーセンターなどと様々な情報をやり取りすることができる点を挙げています。

具体的には、リモートからクルマの盗難を検知し自動通報するサービスや、運転者の運転特性を診断したうえで運転を支援するサービスなどが想定されています。

日産自動車は、自動運転技術「プロパイロット」をすでに「セレナ」「エクストレイル」、「日産リーフ」に搭載していますし、HONDAはソフトバンクとコネクティッドカー技術の共同研究をスタートさせています。

自動車業界のみならず、様々な業界がコネクティッドカーの動向に注目していると言えるでしょう。

重要なセンサーが狙われる

コネクティッドカーの重要な機能として自動運転システムが挙げられます。

自動運転システムは、複数の重要なセンサーを内蔵することによって、「加速する」「減速する」「曲がる」「止まる」など、自動車の一連の動きをサポートしています。

しかし、レーザー光を使って距離を測る「LiDARセンサー」、クルマを検知する「超音波センサー」、衝突を予防する「ミリ波レーダ」などの重要なセンサーは、りすましや妨害に対して弱いことが報告されています。重要なセンサーが攻撃された場合、衝突事故など安全に関わる事態が生じかねません。

レーザーポインタなどの手に入りやすいツールによって攻撃される危険性もあり、セキュリティ対策が十分なされているとは言えない状況です。

キーレスエントリーシステムが狙われる

「キーレスエントリーシステム」とは、リモコンを使ってドアの開錠やロックができる装備のことです。

多くの自動車で標準装備されている「キーレスエントリーシステム」ですが、脆弱性があることが発表されています。複製して開錠されてまったり、不正アクセスされてしまう危険があると言えるでしょう。

情報提供サービスが狙われる

自動車向けの次世代情報提供サービス「テレマティクスサービス」も悪意のある第三者から攻撃される可能性があります。

オリックス自動車では、通信やGPS機能を備えた「テレマティクスサービス(e-テレマ・e-テレマPRO)」を提供し、急加速や急減速の危険な動きを検知した場合に、指定のアドレスへメールを配信する機能などを用意しています。

この「テレマティクスサービス」が偽装されると、コネクティッドカーのネットワークに不正アクセスされる危険があり、安全が脅かされかねません。

まとめ

私たちの暮らしを豊かに、安全にしてくれる「コネクティッドカー」ですが、セキュリティ対策が十分であるとは言えない状況です。

セキュリティ対策は、設計段階で十分に検討される必要があります。また、コネクティッドカーの所有者も、弱点を把握したうえで、利用することが望まれます。

コネクティッドカーが私たちの未来をどのように変えてくれるのでしょうか。セキュリティ対策を中心に、その動向をチェックしていきましょう。

(画像はphoto ACより)

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