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オンライン決済に大変革?Pay with Googleの魅力と威力を探る

2017/11/10

待望の、Googleによるオンライン決済サービス

社会基盤となって久しい感のあるインターネットは、人々の生活に様々な影響を与えてきました。SNSを用いたコミュニケーションは、新たな人間関係のあり方を具体化しましたし、ユーザーが望む情報へのアクセスも、容易になりました。

また、ECと呼ばれる分野の発展にも大きく寄与しました。小売業者の多くがECサイトを持つようになり、販路の拡大に大きく貢献しました。

2017年10月23日、Googleは新しいオンライン決済サービス「Pay with Google」の提供を開始しました。Googleは、Google PlayやYouTube、Android Payなど様々なサービスを通じて、きわめて多くの決済情報を保有しています。

事業者がそれを利用するのに必要なのは、公開されたAPIによる数行のコードを記述することだけなのです。

近日中に、日本でも広く利用可能に

サービス開始の時点で対応しているのは、Doordash、Yelp Eat24、Instacart、Kayak、Postmates、Wishなどです。名前を見ると、日本国内からはあまり、なじみのないサービスが多いと感じるのではないでしょうか。

しかし、近日中にサービス開始予定のリストを見ると、AirbnbやPapa John'sといった、海外旅行をする方には、ある程度なじみがある事業者名も見えてきます。さらには、日本が母体になるチケットキャンプも、近日中に対応予定であることが明示されています。

さて、オンライン決済サービスといえば、例えばPaypalのように、既に世界規模でユーザーが存在するサービスも数多くあります。Pay with Googleは、当然のようにそれらのサービス提供業者との提携を行いました。

Paypalを運営するBraintreeはもちろん、StripeやVantiv、Worldpay、Adyen、Groupe Paysafeといった事業者が既に提携をはじめています。日本からも、近日提携開始のリストに、GMOペイメントゲートウェイの名前があがっています。

ECと決済、間には高い壁が存在した

ECサイトを持つとして、サイトの構築について深く考える時代は既に過ぎ去ったと考えていいでしょう。サイトを訪問したユーザーが、購入までの手続きを完了して、はじめてサイトが活きたことになります。

また、確実な代金決済手段を確保することも重要です。国内相手でしたら、運輸業者の代金引換サービスの利用や、コンビニ支払いなどを使うことも可能です。しかしこれらの多くはコスト高になりますし、海外には適用できないという壁に突き当たります。

もちろん、サイト上でクレジットカード決済を可能にすれば、それらの問題は解決するでしょう。しかし、クレジットカードという、高度な個人情報の取り扱いを行うには、相当な注意が必要です。

安全性を担保するためには、ユーザーに複雑なオペレーションを要求せざるを得ないのもまた現実です。ショッピングカートいっぱいの買い物を、決済の煩雑さから放棄してしまう。こういった残念なケースは、決してレアではなかったといいます。

時代の要請を受け、進化していくサービス

昨今、タブレットやスマートフォンの利用者が増えてきています。これらは入力装置としてのキーボードを持ちませんし、ソフトウェアキーボードの使い勝手は、お世辞にも良好とはいえません。

Pay with Googleが実現したものには、ユーザーがこういった煩雑な入力を回避する意味もあります。ほとんどの手続きがタップですむという、ユーザーフレンドリーな決済サービスの登場は、まさに時代の要請であったといえるでしょう。

なお、ユーザーは最低限、Googleアカウントのお支払いセンター(またはペイメントセンター)に、一つ以上の決済手段を登録する必要はあります。また、現時点ではモバイルアプリか、Chromeを用いたモバイルサイト経由でのみ利用可能です。

とはいえ、支払い情報を一回登録してしまえば、Pay with Googleによるシンプルな決済が利用可能になります。Chrome以外のブラウザにも、対応する可能性も示唆されています。競合も含め、今後の動向に、要注目といったところでしょう。

(画像は「Pixabay」より)

▼外部リンク

Payment Solutions
Google
https://www.google.com/payments/solutions/

Pay with Google and speed through checkout
Google
https://www.blog.google/

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